お久しぶりです、ブログの更新が中々出来ず申し訳ございません。
すっかり冬めいて毎日寒くなりましたね。
今日は患者様からよく質問を頂く「排卵後、または人工授精後や体外受精後にタイミングはとっても良いか?」についてお話したいと思います。
結論から申し上げると、上記の時期にタイミングを取ると妊娠率が下がるというデータがあります
。
特に排卵後に3日以上タイミングを取ると妊娠率が約半分になるというデータもあります。
まだまだ分かっている事が少ないのが実情ですが、排卵後のタイミングが妊娠率を上げるというデータは無い為、排卵後、AIH、IVF後の性交渉は控えた方が無難かも知れません。という説明をさせていただいております。
ベストなタイミングの時期は?
もう使用されている方も多いでしょうが、自宅で排卵検査薬を使われてタイミングを取る方が増えてきている実感があります。
妊娠の可能性が最も高くなる時期は「排卵日の前々日」です。
次いで「排卵日の前日」が妊娠しやすくなります。
実は排卵日当日の性交渉はあまり妊娠率が高くない事が分かっています。
卵子の寿命は約24時間と言われていますが、最近はもっと寿命が短い、さらに言うと、受精可能な時期は24時間よりも短いかもしれないと言われるようになってきました。
ですので、タイミング法の方は排卵日当日までの性交渉が良いかも知れません。
性行為の後は安静に?
これもよく質問を頂くのですが、性行為後安静にしていた方が妊娠率は高くなりますか?と聞かれます。
安静にしていないと精液が流れ出てしまう為不安になってしまう方もおられますでしょうが、
安静にしていると妊娠率が高くなるという医学的な根拠はありません。ですので、あまり気になさらず自然体で過ごして頂くのが良いかと思います。