寒さが本格的になってきましたね。
病院の先生は忙しそうで、中々聞きたい事が聞けないという方も多いので、ほしやま鍼灸院でご質問をいただければわかる範囲の事はお伝えできますので遠慮なく聞いて下さいね。
今日は患者様からよく質問をいただくトリガー(卵子成熟)についてのお話です。
不妊治療で通院していると、卵胞の大きさをエコーで確認し、18~20mm前後になると注射または点鼻薬を使用する事が良くあると思います。種類はアゴニスト法の方は「hcg注射」アンタゴニスト法の方は「hcg注射」「ブセレキュア(点鼻薬)」の2種類あります。
hcg注射は意図的にLHサージを起こすためのもので卵子を成熟させ受精可能な状態にする目的があります。
GnRHアゴニスト点鼻薬による卵子成熟ははショート法では使えない為、アンタゴニスト法での採卵の際に使用されることがあります。卵巣刺激症候群(OHSS)を起こす懸念が少しでもある場合は、hcg注射でなくアゴニスト点鼻薬(スプレキュアなど)で卵子の成熟(受精可能な状態)を促します。
ちなみによくある質問で、移植周期の自然周期移植も、排卵が起きないホルモン補充周期(HRT周期)も妊娠する確率は同じといわれております。