ほしやま鍼灸院では、治療に入る前に東洋医学の「舌診」という手法で身体の状態を確認させていただいております。
健康な方の舌の見た目はピンク色で、痩せても腫れてもなく、舌苔(いわゆるコケ)も無い状態です。
鍼灸治療を継続的に受けて頂くことでこの様な状態に近づいていかれる事が多く、治療の目安の一つとしております。
ほしやま鍼灸院で不妊治療を受けて頂いている患者様で特に多いのが、舌が白く腫れぼったく、舌の縁にギザギザ状に歯の痕がついている「歯痕舌」という状態です。
舌の中心が白っぽいのは身体の冷えのサインで腎虚症の方によく見られる状態です。また歯痕舌は気虚という身体がエネルギー不足を起している事を示唆しております。
歯痕絶はまた別に、ストレスなどで歯を強く食いしばり、無意識に舌を強く当て続けてしまっているような方にも見られます。
舌が白っぽいのと歯痕舌が複合すると陽虚症という身体を温める力が低下している状態と考えられ、よはりそういう方は手足がととも冷たい方が多いです。また陽虚症になりやすい方は、食事不足やタンパク質不足も考えられます。
舌診はとても奥が深いですが、不妊治療でも逆子治療でも、どんな治療が必要か判断するのにとても大切です。
